安心院は国営パイロット事業に端を発する葡萄の名産地。 盆地ならではの大きな寒暖の差が甘い果実を育みます。
100種類ものさまざまな品種が栽培されており、 8~10月にはぶどう狩りでにぎわいます。
干しぶどうやジュースなどの加工品も人気。 ワイナリーも2つあり 「安心院ワイン」ブランドは注目を集めています。
天然記念物・オオサンショウウオが棲むきれいな水。 そんな水で育った食材はこの地域の名物になっています。 食通の原典とも言われる『美味求真』で紹介され、 松本清張に愛されたスッポン料理はそのひとつです。 創業大正9年(1920年)の「やまさ旅館」などで 安心院ならではの味をご堪能ください。
隣の院内町はドジョウの生産量で日本一。 唐揚げ、柳川鍋など、町内で食べられます。
長年、一人当たりの鶏肉消費量日本一を誇っていた大分。 宇佐市では「庄助」を皮切りに 多数の唐揚げ専門店が生まれ、 「唐揚げ発祥の地」と呼ばれています。
ニンニクなどの薬味をきかせた醤油ベース、 カラッとジューシーに。 それが宇佐の唐揚げです。
「ねぎしゃぶ」や「ねぎ焼き」など ここではネギはメインの食材。
「大分味一ねぎ」は甘みがあって香りが良く、 シャキッとした歯ごたえも魅力です。
安心院は稲作もさかん。 県でいちばんの「つや姫」産地で ヒノヒカリやひとめぼれにも力を入れています。
甘みが強いクロダマル大豆や カボス・ゆずもたくさんつくっています。
山に囲まれ、伏流水に恵まれた安心院には 創業正徳2年(1712年)の縣屋をはじめ、 酒蔵が集まっています。
麦焼酎、日本酒、ワインなど 地元で愛され、全国で愛される銘酒を お楽しみください。